Flash Builder4.7のiPhoneシミュレーター起動に関して

起動させるのにいくつか必要だった点をまとめました。

・シミュレーターといえども、証明書、プロビジョニングファイルの指定は必要な模様。

・元々入っている、AIRSDKが古い(初期状態では3.1が入っている模様)ので、

3.4込みのFlexSDKフォルダを作成する必要がある。

既存のFlexフォルダをコピー・リネームし、

そこにAirSDKフォルダの中身を全て上書きで良いが、

macだとフォルダ毎中身を統合しないで上書きになってしまうので、

http://atomic-lab.jp/flash/air-sdk-3-4-update.html

のようなコマンドで行うのが良いと思う。

(上書きでやりたければ、muCommanderの様なファイラーを使うのも手。

http://d.hatena.ne.jp/yohxx/20110707/1310054947

この統合を行わないと、

http://forums.adobe.com/thread/1056428?tstart=0

にあるような、

iOS Simulator Bridge (ISB) コンポーネントがインストールされていません。」という警告が自分の環境でも出てしまった。

※この統合を行うと、初期設定の際の表記もちゃんと3.4となる。

Air3_4

※あと、上記フォーラムに書いてあったのだが、現在のxcodeから、一番新しいバージョンのシミュレーター以外、手動でインストールするようになっているので、起動しようとしているバージョンが入っていない場合、当然ではあるが起動は出来ない模様。(Xcode→Preference→Downloadsタブ→Components より、DLできる)

自分はバージョン4以降は全て入れていたので、それで問題が起きているかどうかは確認出来なかったが…。

自動的に起動はせず、iPhoneシミュレーター上のHOMEにアプリが入るだけなので注意。

デバッグ実行の場合、プログレスバーが出て、起動を待っている状態になるので、

HOMEから自分で起動することでデバッグポイントなどに引っかかるようになる。

http://atomic-lab.jp/flash/ane-debug-iossim.html

の一番下にある、操作の動画にその一連の流れが載っている。

自分の環境でも、毎回、「シミュレートした App は終了しました」というアラートが2回出るが、「再起動」ボタンを押すことで、問題無くiPhoneシミュレーターが操作出来るようになった)

※追記

余談ですが、シミュレーターでANEを動作させたい場合、

http://help.adobe.com/ja_JP/air/extensions/WSf268776665d7970d-2e74ffb4130044f3619-7fff.html#WSdb11516da818ea8d49ce0fe713341ed67cf-7fff

に、

iOS シミュレーター(AIR 3.3 以降でサポートされている iOS シミュレーター)上で実行されるネイティブライブラリを作成する場合、ターゲットタイプは「シミュレーター」を使用してください。」

と書いてあることなのですが、Xcodeで.a拡張子のライブラリを作成する際、ターゲットをsimulatorに変更する必要があります。

Device

※枠の部分を変更。(この画像ではシミュレーター用ではなく、実機向けになっている、ということですね)

これをしないと、FlashBuilder上で、「missing required architecture i386..」と言ったエラーが出て、動作しませんでした。